MESSAGE 代表から次世代へのメッセージ

「挑み、行動し続ければ、結果はついてくる」
売上高100億円に向けた、木村飲料の挑戦
令和8年4月1日

ドイツの展示会で、確信した瞬間

2003年、ドイツで開催された世界最大級の食品展示会「アヌーガ」に出展しました。ブースでラムネの栓を開けた瞬間、ガラス玉が転がる音と、勢いよく吹き出す炭酸。その様子に、周囲から自然と拍手が起こったのを今でも覚えています。あの瞬間、私は確信しました。「ラムネは、世界で通用する」と。そこから世界各地の展示会を回り続けましたが、現実は甘くありませんでした。

約10年間、思うような成果は出ません。それでも私は、諦めませんでした。理由はシンプルです。学生時代から、私は「決めた目標は必ずやり切る」という姿勢を大切にしてきたからです。大学時代には、「本を1,000冊読む」「1,000万円をためる」といった目標を掲げ、結果がすぐに出なくても、淡々と行動を積み重ねること自体を楽しんできました。商いも同じです。飽きずに、やり続けること。それができなければ、成長はありません。

そして2014年、和食ブームという追い風が吹きました。その時、長年展示会で築いてきた人脈が一気に動き出したのです。成果が出ない時期でも、私はバイヤーにラムネの情報を伝え続けてきました。その積み重ねが、日本の飲料として再び注目されるきっかけになりました。準備ができていたからこそ、波に乗れた。そう思っています。
世界最大級の食品展示会「アヌーガ」での一枚

大手の逆を行く、ニッチ戦略

2006年には、国内でも新たな挑戦を始めました。それが、当社の変わり種ドリンクシリーズです。その中でも、全国的な話題を呼んだのが「カレーラムネ」でした。

海外の展示会で、ユニークなエナジードリンクを見て、「これが売れるなら、私が大好きなカレー味のラムネを出してみてもバチは当たらないだろう」そう思ったのがきっかけでした。

正直、最初は笑われました。しかし結果は、100万本を超えるヒット。このとき気付いたのです。変わり種は、中小企業が目立つための強力な武器になる。大手が効率やリスクを理由に避けるガラスびんや、奇抜なフレーバー。私たちは、あえてそこを攻めてきました。
奇抜なフレーバーで話題を生んだ変わり種ラムネ(終売済み)

100億円という数字に込めたもの

2025年決算時点では、木村飲料単体の売上高は約25億円。100億円という目標は、無謀に見えるかもしれません。しかし私たちは、その実現に向けて事業の幅を広げてきました。例えば、次世代育成を目的とした塾事業の立ち上げもその一つです。これは、私自身が過去に取り組んできた塾経営の経験を生かしたものです。

今後は、M&Aを通じて地域の食品メーカーや物流機能も仲間に迎え、事業と人材の両面から成長できるグループづくりを目指していきます。遠くない将来の世代交代も見据え、これまで大切にしてきた志を、最高の形で次世代へとバトンタッチしたいと考えています。

100億円という目標は、単なる数字ではありません。次の世代が挑戦するための「道しるべ」です。若い社員たちに、「やればできる」「不可能に見えても、諦めなければ手が届く」そう信じられる環境を残したい。これまで積み重ねてきた挑戦と経験があるからこそ、私は断言できます。100億円は、夢ではありません。必ず届きます。
国内外へ広がる需要を支えるラムネの製造ライン
挑み、行動し続ければ、結果はついてくる。
諦めなければ、必ず手が届く。
これは、私自身が歩んできた道そのものです。
100億円という目標も、次の世代が「無理だ」と思わず、一歩踏み出すための挑戦 の数字として掲げています。
これまで積み重ねてきた挑戦は、これから次の世代へと確実に受け継がれていく。その歩みは、さらに先の未来へとつながっていくと信じています。